【映画鑑賞メモ】JAWS/ジョーズ【ややネタバレ】

JAWS/ジョーズ

※この記事は2020/7/23にnoteに投稿した内容のコピーです
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”この船じゃ小さすぎるーーーーーー”
サメ映画好きなのに総本山を未鑑賞でした。 鑑賞しながら感じたこと、気づいたこと、考えたことなどをつらつらメモ程度に書いていきます。 テレビで放映したものでしたので吹き替えで鑑賞しました。 吹き替えでもとてもよかったけれど、やっぱり原語のままで見たいので、レンタルで探してこようかな。
まずあの有名な(?)水中からのシーン。 中盤の海開きのあたりでもそれらしきものは登場するけれど、意外と一番見たことがあるシーンは序盤シーンなのですね。 あ、もうきちゃうんだ。と思いました。 そしてそこで襲われた第1の犠牲者の死体描写。 直接的ではないところに想像力を掻き立てられます。 検死解剖のシーンでセリフでの描写が生々しくて良いですね。
前半部、サメが本当にいるのか?という半信半疑の状態での海水浴場。 音楽やカメラワークで見せる「ドキドキさせる」恐怖描写とはまた一味違う、「ドキドキさせない」恐怖の描写がひたひたと恐ろしいです。 サメじゃないけどサメのように見えてしまうとかね。
それとこれは当然っちゃ当然なんですけど、漁師たちによって捕らえられたのがイタチザメできちんとその習性が要素として盛り込まれているのもさすがです。 古今東西数多のサメ映画にはサメの習性ガン無視のシーンやストーリーがたくさんありますので。。。
そんなこんなで海開きされちゃうわけなんですが、みんなびびってビーチで固まってる中、やむを得ず市長が海に入るシーン。 個人的に一番芸術点が高いシーンなのではないかと思いました。 ビーチと海の密度・色彩の対比、その境目にポツンといる市長夫妻。 名シーンだなと思います。
名シーンといえば、冒頭に載せたセリフ 「この船じゃ小さすぎる」 も大好きです。 初めて本当の敵の姿を目の当たりにした衝撃がこの一言に詰まっています。
後半はサメとの直接バトルになっていくわけなんですが、想像していたモンスターパニック系の映画とはちょっと違いました。 最近のB級モンスター映画ばかり見ているので、てっきりジョーズもその類かと思っていたのですが。 なんというかこう、「男たちとサメの命を懸けた戦い」みたいな熱い映画だったのですね。
ここで「オルカ」という映画が浮かびまして。
実はこれも見たことはないのですが、なんとなくストーリーだけは聞きかじっていまして。 人間とシャチの男同士の熱い戦い(復讐譚)という感じみたいです。 んでジョーズで主人公たちが乗っている船の名前も「オルカ」号だし、もしかして映画「オルカ」から何かインスピレーションがあるのかな?と思ったのですが、全くの真逆でした。
そもそも「オルカ」は「ジョーズ」よりも後に制作された作品で、むしろ「ジョーズ」からのインスピレーションを受けた作品なんですね。 「オルカ」号や、その他「ジョーズ」に秘められた考察は以下の記事がわかりやすいかも。
個人的にはずっと見たかった映画なので鑑賞できて満足です。
次は原語のままで見たいなというのと、「オルカ」もきちんと履修しないとなという思いです。