【読書メモ】「売れる個人」の作り方/安藤美冬

「売れる個人」の作り方/安藤美冬

※この記事は2023/8/22にnoteに投稿した内容のコピーです

感想メモ

ブランディングについて何か読める本が無いかなと探して出会った一冊。
前半は個人のマインド作りを中心としていて、概念的な話が多く求めていた内容と少し違った。
後半で具体的なブランディング技術についていくつか例があったけれど、どれも過去に自分で考え至ったものだったので新しい発見はあまりなかった。 自分の考え方の確認、という意味では参考になった。
著者の安藤さんは山形県出身らしく、自分と重なる部分があった。

エネルギーの質と量

売れる個人は、「エネルギーの量と質」で決まります。これさえ覚えておけばいい、というくらい重要なことです。(p19、第1章「すべてはエネルギーの量と質で決まる」)
つまり、あなたの感情が「合格ゾーン(ポジティブな感情の状態)」にいるのか、「不合格ゾーン(ネガティブな感情の状態)」にいるのかによって、あなたのエネルギーの質が決まり、人生に大きく影響するのです。(p26-、第1章)
負の感情はエネルギーの量に影響し、正の感情がエネルギーの質に影響するというお話。
エネルギーの量×質が大事ということで、ポジティブな感情で自分のモチベーションをうまくコントロールしようねと。
言わんとすることは理解できるし実際に自分にとっても心当たりがあることが多い。けど、抽象的なことはあまり求めていなかった。
エネルギーの質を高める方法(ポジティブな感情に向ける方法)としていくつか例を挙げているが、どれも自分ですでに実施していることばかりだった。

「売れる個人」がたどる4つのステージ

①欲望のステージ ②願望のステージ ③貢献のステージ ④使命と魂のステージ (p63-)
「売れる個人」が成長していくプロセスとして4つのステージがあると紹介。段階的に切り替わるというより、グラデーションとして存在している。
この点はよく理解できる。今の自分は「②願望のステージ」が一番色濃く、最終的に④に向かっていけたらよいと漠然と考えていた。

「肩書をどうするか? 問題」

本当の問題は、肩書が決まらないために感じる「違和感」ではないかとひらめきました。 (中略) 肩書が定まっていない=自分の存在や方向性が定まっていないと感じていることが、ストレスの真の原因ではないかと思い至ったのです。 (中略) その「違和感」を払しょくするには、「役割」を決めることが役に立つかもしれません。(p84、第3章)
まさに自分が直面していた問題への言及。
→共通項となる「役割」から考えるという点は参考になる。

「エンパワーする個人」へ

私があなたに提案したい個人の在り方は、その先を生きる世界にあります。それは、あなたが存在するだけで他者がポジティブにインスパイア(感化)される、「エンパワーする個人」という世界です。(p168、第6章)
最終的に自分もここを目指したい。